研究室の特徴

1)自身の興味・疑問に基づく研究テーマの設定
2)週に一度の真剣なゼミ
3)研究とスケジュールの主体的なマネジメント

山尾研究室では、
生態学や環境科学の専門知識の習得はもちろんのこと、科学や研究活動の面白さ・興味深さを体感し、理解する人になって社会で活躍してもらうことを目標としています

そのために、研究活動を通して自ら問いや疑問を見出し試行錯誤を通して自分なりの答えを見つけ出しそれらをまとめて人に伝えるという一連のプロセスを真剣に楽しみなながら体験してもらいたいと考えています。

学生ごとに対象生物や研究手法が異なるため、自分のテーマは自分で主導してスケジュールを組んで進めていく必要があります。自ら考えて進んで行動する主体性と積極性、研究室のメンバーと協力・協調しあう姿勢が求められます。

研究活動は、ひたすら葉の重さを量る、卵の数を数える、毎日植物や昆虫の世話をする・・・など、とても地道な作業の積み重ねです。それでも、仮説を支持する結果が得られた時、思いもよらない発見をした時、自身が見出した疑問に答えを見つけ出した時は、何とも言いがたい高揚感や喜びを感じることができます。

研究室には、研究者や公務員、科学コミュニケーター、高校教員など様々な目標をもったメンバーが日々活動に取り組んでいます。皆さんも生き物や科学の面白さや興味深さ、そして研究活動のワクワク感を一緒に体感しましょう!

配属希望の学生さんは一度山尾とミーティングをする様にお願いします。 
週に一度行っているゼミへの参加も可能です。
yamawo.aki(at)gmail.com    (at)
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研究テーマについて

山尾研では、研究室全体での研究プロジェクトや、先輩から研究テーマを引き継ぐことは基本的にはありません。各学生が身近な生物の観察などから疑問を見出し、研究テーマを設定します。
そのため、学生によって対象とする生物や実験方法(室内実験・野外調査・化学分析)なども異なります。これまでの学生の研究は卒論・修論テーマ一覧をご覧ください。

先生や先輩とミーティングを重ね、何に興味があるのか?研究として成り立つのか?対象生物は何にするか?実現可能か?など様々な観点から相談し、研究テーマを考えます。

週に一度のゼミ

山尾研では、週に一度ゼミを行っています。各学生が前後期に、自身の研究について(研究計画・中間報告)と論文紹介を一度ずつ行います。学生の研究テーマや対象生物がばらばらなので、多様なアプローチと柔軟な発想で本質に迫るプロセスを体感し、取り組むことができます。科学や生物学に対する理解や自身の見識を深める場として機能しています。

 

研究計画・中間報告
自身の研究について進捗やその後の実験計画について発表します。皆で発表者の研究をよりよくするための様々なアイディアを出し合います。専門の異なるメンバーからコメントやアイディアを議論することで、多様な視点で自身の研究を捉えなおすことができます。

論文紹介
情報をみんなで共有し、議論するため、また、過去の情報を勉強してまとめて、人に伝える練習として、すでに公開されている論文を紹介します。紹介された論文について意見を出し合い議論します。

学生の日常

研究の内容によって調査や実験を行う時期や頻度は異なります。そのため、この時間に学校にいないといけない、というような決まりはありません。週に一度のゼミへの参加、2週間~1か月に一度先生とのミーティングを行う以外は研究テーマに合わせて自分自身で計画をたてて活動します。

また、3年生のうちは、研究やゼミ発表の準備や研究の進捗を相談するために1,2週間に一度、先生や先輩とミーティングをします。研究室のメンバーの調査や実験を手伝うこともよくあります。
就職を目指す学生は、インターンシップや就職活動などと折り合いをつけながら予定を立てています。